有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いとは?
- 2024年06月03日 公開
- 2024年08月20日 更新

老人ホームについて調べた方は、『有料老人ホーム』や『サービス付き高齢者向け住宅』などの言葉が出てきて、「なにが違うんだろう?」「受けられるサービスの違いはなんだろう?」などの疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事では、有料老人ホームとサービス付高齢者向け住宅の違いについて、わかりやすく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事の監修者

株式会社エス・エム・エス
目次
有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いは?
まず、有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いを表でご紹介します。
介護付き有料老人ホーム |
住宅型有料老人ホーム |
健康型有料老人ホーム |
サービス付高齢者向け住宅 |
|
---|---|---|---|---|
契約形態 |
利用権方式 |
利用権方式 |
利用権方式 |
賃貸借方式 |
入居年齢 |
65歳以上 |
60歳以上 |
60歳以上 |
60歳以上 |
要介護度 |
要支援1~2、要介護1~5 |
自立、要支援1~2、要介護1~5 |
自立、要支援1~2 |
自立、要支援1~2、要介護1~5 |
介護サービス |
自施設で提供 |
外部サービス |
外部サービス |
外部サービス |
居室 |
個室 |
個室 |
個室 |
個室 |
入居金 |
0円~数千万円 |
0円~数千万円 |
0円~数千万円 |
0円~数十万円 |
月額費用 |
15万円~50万円 |
10万円~30万円 |
10万円~30万円 |
10万円~30万円 |
それでは、これから「有料老人ホームとはどんな施設なのか?」「サービス付き高齢者向け住宅とはどんな施設なのか?」を説明します。
有料老人ホームとは?
有料老人ホームは、高齢者が入居して生活を送る施設です。
有料老人ホームでは、入居している高齢者に『食事サービス』『家事サービス』『介護サービス』『健康管理』のいずれか1つ以上を提供しています。
対象者や提供するサービスに応じて、『介護付き有料老人ホーム』『住宅型有料老人ホーム』『健康型有料老人ホーム』の3種類に分けられています。
介護付き有料老人ホームとは?
介護付き有料老人ホームは、介護保険法の特定施設入居者生活介護の指定を受け、主に要介護の方が入居している施設です。
食事サービス、家事サービス、24時間体制の介護サービスを受けられ、看護職員や機能訓練指導員もいるので、医療的ケアや健康管理、生活リハビリなども受けることができます。
住宅型有料老人ホームとは?
住宅型有料老人ホームは、主に自立している方から軽度の要介護の方が入居している施設です。
食事サービス、家事サービスを受けられ、介護サービスは、外部の介護サービス事業所を利用して受けることになります。
また、施設独自に看護職員を配置している施設があるので、健康管理を受けられる施設もあります。
健康型有料老人ホームとは?
健康型有料老人ホームは、主に自立している方が入居している施設です。
食事サービス、家事サービスを受けられ、介護が必要になった場合、退去することになっています。
サービス付き高齢者向け住宅はどんな施設?
サービス付高齢者向け住宅は、高齢者が入居して生活を送るバリアフリーの賃貸住宅です。
サービス付き高齢者向け住宅では、入居者の状況を確認する『安否確認サービス』と、生活の困りごとや悩みに応える『生活相談サービス』を受けることができます。
主に自立している方から軽度の要介護の方が入居している施設で、食事サービスや家事サービスを提供している施設も多くあります。
介護サービスは、外部の介護サービス事業所を利用して受けることになります。
介護付き有料老人ホームを選ぶ人はどんな人?
それでは、それぞれの施設を選ぶ人の特徴をご紹介します。
介護付き有料老人ホームを選ぶ人
- 現在、軽度から中重度の介護が必要
- 自宅での生活が難しい
- 24時間体制のサービスを受けたい
- 支払い能力があり、それに見合ったサービスを受けたい
- 終身利用したい
住宅型有料老人ホームを選ぶ人はどんな人?
住宅型有料老人ホームを選ぶ人
- 現在、自立または軽度の介護が必要
- 自宅での生活に困りごとがある
- 施設のスタッフがいることで安心できる
- 支払い能力があり、それに見合ったサービスを受けたい
- 重度の介護が必要になるまで安心して暮らしたい
- 重度になったら住み替えを視野に入れている
健康型有料老人ホームを選ぶ人はどんな人?
健康型有料老人ホームを選ぶ人
- 現在、自立している人
- 自宅での生活に困りごとがある
- 施設のスタッフがいることで安心できる
- 支払い能力があり、それに見合ったサービスを受けたい
- 介護が必要になるまで安心して暮らしたい
- 介護が必要になったら住み替えを視野に入れている
サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ人はどんな人?
サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ人
- 現在、自立または軽度の介護が必要
- 自宅での生活に困りごとがある
- 困った時に相談できる人が近くにいてほしい
- 支払い能力がある
- 重度の介護が必要になるまで安心して暮らしたい
- 重度になったら住み替えを視野に入れている
まとめ
この記事では、有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いと特徴についてご紹介しました。
有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、対応する法律が異なりますが、特に住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅では、提供するサービスが似ています。
そのため、どちらを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
施設の種別の違いではなく、その施設が提供するサービスによる差が大きいと言えますので、老人ホームをお探しの方は、施設が提供するサービスや入居条件・退去条件などから皆様の希望を叶える施設を探しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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