【疑問を解決】看護師が常駐している有料老人ホームを探すにはどうしたらいい?
- 2024年06月03日 公開

有料老人ホームへの入居を検討している方の中には、「医療的ケアが必要だから、看護師がいる有料老人ホームに入りたい」という方は多いのではないでしょうか?
この記事では、看護師(看護職員)がいる有料老人ホームの探し方と有料老人ホームを選ぶ時のチェックポイントについてお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事の監修者

株式会社エス・エム・エス
看護師が常駐している有料老人ホームは?
有料老人ホームには、『介護付き有料老人ホーム』『住宅型有料老人ホーム』『健康型有料老人ホーム』の3種類があります。
その中でも、『介護付き有料老人ホーム』には看護師(看護職員)が必ず配置されていますが、『住宅型有料老人ホーム』と『健康型有料老人ホーム』には基本的に看護師が配置されていません。
ですから、看護師がいる有料老人ホームへを探しているのであれば『介護付き有料老人ホーム』を選ぶのが良いでしょう。
しかし、介護付き有料老人ホームでも看護師は常に施設にいるわけではありません。入居定員30人までの施設では看護師が1人、入居定員30人以上80人以下の施設では看護師が2人配置されていると、法令で定められる人数を配置していることになります。
そのため基準に沿った配置で『看護師がいる施設』、基準よりも多くの看護師を配置して『日中帯に看護師が常駐している施設』や『24時間看護師が常駐している施設』など、その施設の方針によって看護師の配置状況に差があります。
看護師が常駐している有料老人ホームを探すには?
それでは、数多くある介護付き有料老人ホームの中から『看護師が常駐している有料老人ホーム』はどうやって探したらよいのでしょうか?
おすすめは、有料老人ホームを検索できるWEBサイトを利用することです!
全国の老人ホームから条件を絞り込んで検索できる『安心介護紹介センター』では、ご希望の地域の介護付き有料老人ホームを一覧で表示することができて、『24時間看護師常駐』『日中看護師常駐』のマークで、看護師の配置を簡単に調べることができます。
有料老人ホームの看護師の役割とは?
それでは、有料老人ホームで働く看護師の役割について見ていきましょう。
有料老人ホームの看護師の役割として、『健康管理』、『医療行為』、『相談対応・指導』などが挙げられます。
健康管理では、入居者の血圧・体温・脈拍の測定や状態の観察などを行い、医療行為ではインシュリン注射やたんの吸引、胃ろうなど経管栄養、人工肛門、在宅酸素などの対応、また、他のスタッフからの相談に応えることや他のスタッフに対しての療養上の指導などを行っています。
介護職員でも医療行為はできる?
医療行為は、法律で医療職しか行うことができない行為として定められています。
しかし、たんの吸引や経管栄養の栄養剤注入などの特定の医療行為については、医療職の指示の下、研修を受講した介護福祉士等も行うことができます。
有料老人ホームを選ぶ際にチェックするべきポイントとは?
それでは、看護師が常駐している有料老人ホームを選ぶときには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?チェックするポイントをご紹介します。
有料老人ホームの入居条件となっている医療面の項目
看護師が常駐している有料老人ホームを探しているのは、入居する方に医療面での対応が必要な状況だからだと思います。
介護付き有料老人ホームでは、それぞれの施設で、医療面についての入居条件を設けているので、入居する方の状態と施設の受け入れ体制について確認する必要があります。
定められている医療面での入居条件は以下のような項目が挙げられます。
入居条件にある医療面での項目
- インシュリン投与
- 透析
- 胃ろう
- 中心静脈栄養
- 鼻腔経管
- 気管切開
- 在宅酸素
- ペースメーカー
- 痰吸引
- 尿バルーン
- ストーマ
- 筋委縮性側索硬化症
- 褥瘡
- 疥癬
- 肝炎
- 結核
- 梅毒
- HIV
- MRSA(ブドウ球菌感染症)
このような項目の中で、例えば、インシュリン投与や痰吸引には対応しているが中心静脈栄養には対応できない施設や、透析や在宅酸素、褥瘡には対応できるが結核やHIVには対応できない施設などがあります。
その他のチェックするべきポイント
その他にも有料老人ホームを選ぶ際にチェックするポイントをご紹介します。
入居金、月額費用
介護付き有料老人ホームの中でも、看護師が常駐している介護付き有料老人ホームは、入居金や月額費用が高い傾向にあります。
入居後、無理なく支払いを続けられる料金なのか、しっかりとチェックしておきましょう。
協力医療機関
有料老人ホームは、入居者の健康管理のために医療機関と提携しています。
その提携している医療機関を『協力医療機関』といいます。
医療的な対応が必要な方は、どのような病院・診療所が協力医療機関となっているかチェックしておきましょう。
近隣の医療機関
また、入居後に継続的に通院が必要な方も多いと思います。
協力医療機関で対応できない場合には、近隣の医療機関へ通院することになりますが、診察を受けたい医療機関が近くにあるかどうかは重要なポイントになります。
医療機関までの送迎
協力医療機関や近隣の医療機関を受診する場合には、ご家族の付き添いや有料老人ホームの送迎・付き添いで通院することになります。
どの医療機関なら送迎・付き添いをしてくれるのか、送迎や付き添いの料金についてもチェックしておきましょう。
まとめ
今回は、看護師がいる有料老人ホームの探す方法と有料老人ホームを選ぶときのチェックポイントについてご紹介してきました。
有料老人ホームの種類や、その有料老人ホームの方針によって看護師の配置の仕方が違うのがおわかりいただけたと思います。
『安心介護紹介センター』では、看護師の配置状況がわかりやすいように『看護師24時間常駐』や『日中看護師常駐』などのマークを使用しています。
有料老人ホームをお探しの方は、このマークを参考に施設選びをしてみてください。
この記事が、皆様が希望する有料老人ホームを探すお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき有難うございました。
どの老人ホーム・介護施設にしたら良いかお悩みの方へ
満足のいく老人ホームの生活は、どの施設に入居するかで大きく異なることがあります。
安心介護紹介センターの入居相談員は、高齢者の住まいにまつわる資格を有しており、多くの老人ホームの中から、ご本人やご家族のご希望に沿ったぴったりな施設を選定してご紹介させていただきます。
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