老人ホームで入居待ちと言われた時にはどうすればいいの?
- 2024年05月28日 公開

希望する条件合った老人ホームが見つかった皆様は、申し込みをする時に施設の担当者から「申し込みをいただいてから、空室が出たらご連絡させていただきます。それまではお待ちいただくことになります。」と言われて、「待たないと入居できないの?」や「どれくらいの期間を待つんだろう?」といった疑問や不安を感じていませんか?
この記事では、『入居待ち』と言われたときの対処法について解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事の監修者

株式会社エス・エム・エス
老人ホームで入居待ちと言われた時にはどうすればいいの?
それでは『入居待ち』と言われたときは、どうすれば良いのでしょうか?
ここでは、『①在宅生活を継続して、申し込みをした老人ホームに入居できるまで待つ』と『②他の老人ホームを探す』という2つの選択肢についてご紹介します。
申し込みをした老人ホームに入居できるまで待つ場合
申し込みをした老人ホームに入居できるまで待つ場合、入居待ちの期間は自宅で生活を送ることになります。
介護が必要な状態の方は、自宅で利用できる介護サービスを活用して、ご家族の協力を得ながら生活を継続することになります。
自宅で利用できる介護サービスとは?
自宅で生活する中で利用できる介護サービスには、①訪問系サービス、②通所系サービス、③宿泊系サービス、④複合型サービスがあります。
①訪問系サービス
訪問系サービスは、ヘルパーステーション等のスタッフが自宅を訪問して介護サービスを提供します。
介護サービスの種別によって、介護、浴槽を持ち込む入浴サービス、看護、リハビリテーションなど様々なサービスを提供しています。
具体的な介護サービス種別としては、『訪問介護』、『訪問入浴介護』、『夜間対応型訪問介護』、『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』、『訪問看護』、『訪問リハビリテーション』があります。
②通所系サービス
通所系サービスは、デイサービス等への送迎を行い、事業所で食事や入浴などの介護サービスを提供します。介護サービスの種別によって、介護、リハビリテーションなどのサービスを提供しています。
具体的な介護サービス種別としては、『通所介護』、『地域密着型通所介護』、『認知症対応型通所介護』、『通所リハビリテーション』があります。
③宿泊系サービス
宿泊系サービスは、ショートステイの事業所で宿泊、滞在中の食事や入浴などの介護サービスを提供します。介護サービスの種別によって、介護、看護、リハビリテーションなどを提供しています。
具体的な介護サービス種別としては、『短期入所生活介護』、『短期入所療養介護』があります。
④複合型サービス
複合型サービスは、これまでにご紹介した『訪問』『通所』『宿泊』の介護サービスを1つの事業所が複合的に提供します。
具体的な介護サービス種別としては、『小規模多機能型居宅介護』、『看護小規模多機能型居宅介護』があります。
介護サービスを利用するには?
介護サービスを利用するためには、介護保険の要介護認定を受けて、『要介護(要支援)』と認定される必要があります。
要介護認定の流れは以下のようになります。

要介護認定は申請してから結果が出るまでに30日ほどかかります。そして、この結果は老人ホームへの入居にあたって必要な情報でもあるので、「介護サービスが必要かも」と感じた方は早めに申請しましょう。
他の老人ホームを探す場合
「できるだけ早く入居したい」と考えている人は、入居待ちの場合、他の老人ホームを探すことも考えるでしょう。
この場合、第一希望の(入居待ちと言われた)老人ホームへ入居申込はしておくのが良いです。
老人ホームは急に空室が出ることもあるので、他の老人ホームを探している間に連絡が入ることもあります。
他の老人ホームを探して、希望条件に合う老人ホームが見つかり、入居が決まったら、入居待ちをしていた老人ホームへの入居申込を取り消す連絡をしましょう。
どうやって他の老人ホームを探せばいいの?
他の老人ホームを改めて探す場合、労力と時間がかかります。
そこで便利なのが老人ホームの検索サイトです。全国の老人ホームを検索できる『安心介護紹介センター』では、皆様の希望の条件から老人ホームを絞り込むことができて、気になった施設の資料を一括で請求できます。
また、「できるだけ早く入居したい」という希望にも、無料相談での受付が可能で、空室のある老人ホームをご案内しています。ぜひご利用ください。
入居待ちの人数が多い老人ホームとは?
他の老人ホームと比較して良い点がある老人ホームは、人気があって入居待ちの人数も多く、入居までの期間も長くなっています。
ここでは、入居待ちが多い施設種別を2つピックアップしてご紹介します。
特別養護老人ホームの入居待ちの人数と期間
まず、入居待ちの人数が多い施設種別として『特別養護老人ホーム』が挙げられます。
特別養護老人ホームは、社会福祉の役割を担う施設として、費用負担が少なく利用できることから入居待ちが多い施設となっています。
厚生労働省の発表した『特別養護老人ホームの入所申込者の状況』の平成31年度の調査結果では、全国で29.2万人が特別養護老人ホームの入居待ちをしています。
人気がある介護付き有料老人ホームとは?
また、『介護付き有料老人ホーム』にも入居待ちの人数が多い人気の施設があります。
介護付き有料老人ホームは、24時間体制の介護サービスを提供する施設であり、要支援1~2・要介護1~5と幅広い介護の状態に対応できることから幅広い層から選ばれています。
また、基本となる介護サービス以外のサービスが充実していることや施設・設備が充実していること、立地条件の良さや医療体制の充実などの理由から人気があり入居待ちが多い施設があります。
まとめ
「老人ホームの入居待ち」についてご紹介してきましたが、皆様の悩みや不安は解消されましたか?
人気のある老人ホームでは、満室になっていて入居待ちとなってしまうことは仕方がないことですが、皆様の希望が「できるだけ早く入居したい」「空室のある老人ホームを探している」ということでしたら、『空室を探せるかいごDB』を利用することをおススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どの老人ホーム・介護施設にしたら良いかお悩みの方へ
満足のいく老人ホームの生活は、どの施設に入居するかで大きく異なることがあります。
安心介護紹介センターの入居相談員は、高齢者の住まいにまつわる資格を有しており、多くの老人ホームの中から、ご本人やご家族のご希望に沿ったぴったりな施設を選定してご紹介させていただきます。
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