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保存版!福祉用具の選び方と相談先

  • 2024年09月10日 公開
  • 2024年10月02日 更新

福祉用具サービスを利用する際の重要なポイントをまとめてご紹介させて頂きます。

福祉用具貸与事業者は「アフターフォロー」の手厚い所を選ぶ

福祉用具は、一般的にどの福祉用具貸与事業所も同じ商品を取り扱っていますが、決して商品価格だけで選んではいけません。事業所を選ぶポイントは3つあります。

ポイント1:借りる前にお試し期間がある

ポイント2:きちんと説明してくれる

ポイント3:アフターフォローもしっかりしている

この3つのポイントの中で、最も重要なことは「アフターフォローもしっかりしていること」です。福祉用具を実際に使用してみると、思うように使えなかったり、身体に合わなかったりということが生じてしまいます。

そのため、最も良いのは、借りてから7日以内に再度訪問してくれ、商品が合っているか、安全に使われているかの説明をしてくれる事業所が望ましいと思われます。その後は、最低でも3ヶ月毎に訪問をしてくれる事業所が良いでしょう。3ヶ月経過をすると、利用者の身体状況も借りた当初とは異なってしまいます。

商品の点検はもちろんのことですが、利用状況や身体状況、安全の再確認等を確認し、常に最適な使い方を提案してくれる事業所を選ぶことが重要です。

このように同じ商品を取り扱っていてもの違いによって、利用心地に大きな差がでます。「アフターフォローがしっかりしている」事は、安心してお任せできる福祉用具貸与事業所を選ぶための最も重要なポイントとして覚えておきましょう。

実際に使用する福祉用具は、ケアマネージャーに相談して選びましょう

介護に必要な福祉用具を選ぶ場合には、ケアマネージャーと福祉用具事業者の方とに相談する事が一番ですが、ご自身(ご家族の方)でも、福祉用具を選び方は押さえておきましょう。3つのポイントを抑えておけば、どの福祉用具も比較的迷わずに選ぶ事ができます。

ポイント1:利用する本人の身体状況に合わせて選ぶ

ポイント2:「どこで使うか」といった、利用環境で選ぶ

ポイント3:「誰が使うか」(介助者がいるかどうか)で選ぶ

この3点は、どの種類の福祉用具を選ぶ場合にも重要なポイントです。

最初に、利用者本人の身体状況に適しているかを確認します。利用する本人の身体状況に合っていない福祉用具を使用すると、車いすからずり落ちてしまうなど、大きな事故に繋がってしまう可能性もあるからです。

次に「どこで使うのか」利用環境を確認します。いざ車いすで外出しようと時に、外出仕様では無い車いすを借りていても意味がありませんから、事前に「どこで使うか」を考慮して商品を選ぶ必要があります。

そして最後に確認するポイントは、「誰が使うか」(介助者がいるかどうか)です。介助者がその福祉用具に触れる機会が多いかもしれません。介助者への負担を出来るだけへらすことも考えることが望ましいと思われます。

身体に合うか確認し、利用する場所をイメージし、介助者の事を考える、という3つの流れで福祉用具を選ぶことを覚えておいてください。この流れでケアマネージャーに相談すれば、ケアマネージャーも福祉用具を選びやすくなり、より最適な福祉用具サービスを受けることができます。

レンタルと購入できる福祉用具

福祉用具は、介護保険制度を利用してレンタルすることと購入することができます。介護保険によって、レンタル及び購入に必要な費用の負担を大きく軽減してくれます。

レンタル(福祉用具貸与)とは、自宅での介護負担を軽減するために必要な福祉用具のレンタル費用の負担額を軽減するサービスです。購入(特定福祉用具販売)とは、自宅での介護負担を軽減するために必要な福祉用具の購入費を介護保険で10万円(年間)まで支給されるサービスです。

一方で、レンタルと購入の制度を活用するには、いくつかのルールがあります。覚える必要はありませんが、なんとなくそのような制度だったなぁと思い出して頂ければOKです。

  • 要介護度によって借りることができない品目(車いす、介護ベッド等)があります
  • お住まいの場所によって、借りることができない場合があります
  • 同じ品目を2つ以上借りる場合には、借りるための理由が必要です

例外が認められるケースもありますが、上記のような制限のルールがあることを覚えておいてください。要介護度や身体状況、住環境、ご利用者本人の状況に応じて、利用できるサービスの内容が変わります。

レンタルできる福祉用具は、買った場合には保険適用にならなかったり、歩行器(車)とシルバーカーのように似たような種類の商品でも、シルバーカーは介護保険が適用とならないなど、注意する必要があります。

福祉用具サービスを利用する際に大事なこと

福祉用具サービスを利用するにあたって、共通して言えることは「分からないことがあった際には、専門家に相談すること」です。

わからないことがあれば、担当のケアマネージャーや福祉用具事業所の方に相談して下さい。介護保険制度のことや、製品について、細かいことでも構いません。そのためにも、安心して相談することができる専門家を見つけることがとても大事です。

福祉用具は利用する方の生活に最も身近で、影響を与えやすい道具(サービス)です。但し、福祉用具はあくまでも自立を助けるための補助的な道具であり、それだけで生活が完結するわけではありません。福祉用具を有効に活用することで、より豊かな生活を送ることができるのです。

まとめ

福祉用具は日々製品が良くなり、種類も豊富になっているため、利用する方の選択肢も増えています。

しかし、誰に相談をするのか、どこの事業所のサービスを利用するのか、どうやって製品を選ぶのか、といったサービスを利用するにあたっての基本となる部分はいつになっても変わりません。

そのためにも、安心して相談できる専門家を見つけ、ご利用する方ににあった製品を選び、継続的に利用するためにもアフターフォローが充実している事業所を自ら選んでいくことがとても重要です。

現在福祉用具サービスを利用されている方もそうでない方も、今後新たに福祉用具サービスの利用を検討する際には、是非参考にしてみてください。

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