ご相談者様とのしっかりとした信頼関係をつくることがなによりも大切です ―豊島

相談者さんとのしっかりとした「信頼関係づくり」がなによりも大切と語る入居相談員の豊島さん。そんな豊島さんに、施設を探すときのポイントやお仕事の「魅力」や「やりがい」について伺いました。

　

──相談員として現在は、どんな仕事をされているんですか？

インターネットのホームページを経由し、老人ホームのご入居相談のお問い合わせをいただきます。

お問い合わせ内容をもとに相談者様へお電話をし、ご本人様のご容態や施設探しの背景、施設へ求めるご条件などを伺います。

ご提案から施設の見学調整をさせていただいております。大切なご家族様のご入居相談ですので、ミスマッチのないように施設入居までしっかりとサポートさせていただいております。

　

──入居相談員のお仕事の「魅力」や「やりがい」はどんなところですか？

このお仕事の魅力ややりがいは沢山あります。

その中でも、介護でお困りのご家族から、無事にご本人が施設へご入居され、快適に過ごされているとのご報告をいただいた際は、とても嬉しかったです。

これからも相談員として、ご家族のお悩みや不安を解消できるよう努めていきたいと思っています。

　

──反対に、入居相談員の仕事で大変なことって何ですか？

私の所属している相談窓口はお電話での対応が主ですので、お互いの表情や感情が伝わりづらい点があります。

施設探しをする際は、ご入居の背景やご本人様の状況、またご予算などをお伺いさせていただきます。相談者様とのしっかりとした信頼関係の構築がなによりも大切です。

表情が見えない分、どの相談者様に対しても、言葉遣いや伝え方など、真摯な対応を日頃から心掛けています。

　

──今までのご相談で印象に残っているものはありますか？

これまで様々なお問い合わせをいただきましたが、実際に介護されている相談者様からのご相談で印象に残っているものがあります。

そのご相談者様は、毎日、ご家族の介護をされており、肉体的にも精神的にも疲弊されているご様子でした。

他に相談できる相手もおらずどこに頼っていいかも分からない状況で、弊社にお問い合わせをいただきました。

そんな相談者様に寄り添い、一緒にお悩みの解決に向けてお話を伺い無事に施設が決まったときは大変喜んでいただけました。

　

──ご入居先の施設を探すときのポイントを教えてください。

施設探しをするときの希望の条件を明確にしたり、優先順位を立てて複数の施設をご案内させていただき、比較いただくことが大切だと感じています。

同じような価格帯・立地の施設であってもおすすめポイントが異なることがあります。

レクリエーション活動に力を入れている施設もあれば、お食事に力をいれている施設、本当に様々です。

実際にご入居されるご本人様が快適にお過ごしていただくためにも、ミスマッチは絶対に避けたいです。

ご本人様、ご家族様がご納得いただき、気持ちよくご入居いただくためにも、複数施設を見比べていただけたらと思います。

　

──相談員として大切にしていること、心掛けていることはありますか？

対面ではなくお電話でのご相談ではお顔が見えない者同士の対話になってしまいます。なによりも大切なのは、相談者様のお話を傾聴することです。

私たちは日々様々なご相談を受けておりますが、相談者様の中には「施設探し」を人生で初めて経験されるという方もいらっしゃいます。

私たちの意見を一方的に押し付けず、一緒にお悩みを解決するためにも、まずは相談者様のご意見やご相談に乗り、良質な選択肢をご提供ができるように心掛けております。