高齢の親が骨折して介護が必要になってしまった!骨折による急な介護への対処法をご説明します!

親が骨折して介護が必要になった場合に「何を準備すればよいのか」「どのくらい費用がかかるのか」などと悩む方は多いのではないでしょうか。この記事では、介護に必要な費用や急な介護への対処法、施設選びの方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

親が骨折することで介護にどのような影響があるのか?

高齢になると、転倒しただけで骨折してしまうことがあります。自立した生活を送っていたとしても、一度の転倒で歩くことが困難となる重傷を負ってしまうケースもあるほどです。

厚生労働省が発表している「国民生活基礎調査(平成28年)」によると、高齢者の介護が必要になる原因の第4位が「骨折・転倒」で、全体の12%を占めます。

転倒による骨折は他人事ではなく、それまで元気だった親が骨折を契機に要介護者となってしまうことも十分にあり得るのです。

骨折の治療法は手術か、もしくはギプスやコルセットなどで固定する保存療法に大きく分けられますが、いずれの場合も骨折が治るまでは活動量が少なくなります。また、自宅療養が難しい場合は入院して治療するケースもあるでしょう。

退院後も介護が必要な状態であれば、在宅介護を行える環境を用意しなければなりません。親と世帯を別にしている場合は、親と同居するか、実家に通いながら介護する必要があります。

仕事をしながら親の介護をするのは大変です。介護と仕事の両立が難しい場合は、早急に利用できる介護サービスや介護施設を選ぶ必要があるでしょう。

親が骨折して介護が必要になった場合の費用は?

親が骨折して介護が必要になった場合、介護方法によって費用は異なります。ここでは、「在宅介護」のケースと「介護施設へ入居」した場合の費用の相場をご紹介します。

在宅介護にかかる費用

介護度によって費用は異なりますが、要介護3に認定された場合の在宅介護にかかる費用は以下の通りです。

介護サービス費 2万4,653円
介護サービス費以外 3万4,551円
月額合計 5万9,204円
年間合計 71万0,448円

(参考:公益財団法人家計経済研究所「在宅介護のお金と負担2016年調査結果」)

 

介護サービス費とは、訪問介護やデイサービス、福祉用具の利用などにかかる費用です。介護保険では収入に応じて1〜3割の自己負担割合が決まっています。介護度が高いほど月に利用するサービスが多くなる傾向にあるため、費用負担が増加します。

介護サービス費以外とは、オムツやシャンプーなど日用品の購入費、食費、医療費、税金・社会保険料などの費用です。オムツの使用頻度や入浴回数、通院頻度などによって変動します。

介護サービスを受けるには、介護認定を受ける必要があります。そのため骨折して急に在宅介護が必要になっても、介護認定されていなければ利用できません。

介護保険を申請して、認定を受けるまでの期間は1〜2カ月ほどです。認定を受けてから居宅介護支援事業所や地域包括支援センターでケアプランを作成してくれるので、サービスの利用開始までにはさらに時間がかかります。

介護保険を利用すれば介護サービス費を抑えられるため、骨折して介護が必要となった場合は早急な申請をおすすめします。

介護施設への入居にかかる費用

骨折で要介護認定を受けた場合に利用できる施設の例として、以下の3つをご紹介します。

  • 住宅型有料老人ホーム
  • 介護付き有料老人ホーム
  • サービス付き高齢者向け住宅

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームとは、自立から要介護5の高齢者を対象とする施設です。有料老人ホームのうち3割を占めるほど施設数は増加傾向にあるため、比較的入居しやすい施設です。

自立した方が入居する自立型、要介護の方が入居する介護専用型、自立の方と要介護の方が混在する混合型の3種類があります。

費用の相場は以下の通りです。

 

入居費用(入居一時金):0〜数百万円

月額費用:15〜30万円

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームとは、介護スタッフが24時間常駐する施設です。要支援要介護の方を対象としています。

費用の相場は以下の通りです。

 

入居費用(入居一時金):0〜数千万円

月額費用:15〜30万円

 

入居一時金が高額な施設もあるため、資金に余裕のない方は他の選択肢も検討しましょう。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅とは、一般の住宅と変わらない自由度の高さが特徴です。介護専任スタッフはおらず、安否確認と生活相談が主なサービスです。

費用の相場は以下の通りです。

 

入居費用(敷金):家賃の2〜5カ月分

月額費用:10〜30万円

 

サービス付き高齢者向け住宅では入居一時金は不要ですが、一般の賃貸住宅のように敷金が必要な施設もあります。

親が骨折して急な介護が必要になったときの対処法は?

たとえ親が骨折して急な介護が必要になっても、あらかじめ対処法を把握しておけば落ち着いた対応が取れるでしょう。ここでは、急な介護が必要になったときの対処法として「介護休暇・介護休業を活用する」「親の資産を把握する」「介護の相談窓口を利用する」の3点をご紹介します。

介護休暇・介護休業を活用する

介護休暇・介護休業は、家族が要介護者になった場合に仕事を休むための制度です。それぞれの制度で取得できる日数や取得条件は以下の表の通りです。

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乾 立樹

監修者:乾 立樹

介護福祉士、社会福祉主事任用資格を有している。 現在、地域密着型通所介護施設にて管理者兼相談員で勤務。
過去の経験として、老健・デイケアにて現場を、サ高住にて副施設長(現場兼務)、住宅型有料老人ホームにて施設長を務めているなど、介護領域において現場や管理の豊富な経験を持つ。