高齢の父の昼食はどうすればいい?高齢者向け宅配弁当の費用を補助する制度はありますか?

質問

質問者同居中の実父ですが、今までお昼ご飯は私が仕事の合間に帰ってきて作っていました。来月から正社員になるため、それができなくなります。週に2日間はデイサービスに通うことになったのですが、残りの3日分の昼食をどうするかが未定です。ご飯を準備しておいても、面倒くさがって温めて食べようとはしません。おにぎりやパンだけというのも嫌がるので困っています。 ケアマネジャーからは高齢者向けの宅配弁当をすすめられたのですが、金額の面で迷っています。介護保険で宅配弁当の費用を補助する制度はありますか? または、介護保険で昼食の調理や配膳だけを頼めるサービスはありますか? 教えてください。

専門家高齢者向けの宅配弁当/食事宅配サービス(宅食・配食サービス)についての質問ですね。宅配弁当の割引制度は、残念ながら介護保険制度ではありません。ただし、市町村によっては補助制度が利用できます。また、介護保険の訪問介護サービスで、昼食の準備や配膳をお願いすることが可能です。ただし、同居家族がいる場合には利用できないことがあります。 この記事では、それぞれの内容の詳細について解説しています。現在、そして今後の生活の参考にしてください。

 

高齢者向け宅配弁当とは

高齢者向け宅配弁当ってどんなサービス?

まずは、高齢者向け宅配弁当/食事宅配サービス(宅食・配食サービス)とは、どのようなサービスなのかについてみていきましょう。

高齢者向け宅配弁当の特徴

高齢者向けの宅配弁当とは、栄養に配慮した健康的な食事を自宅までお届けするサービスです。食事を届けるだけではなく、安否確認や孤独感の解消などの役割を担っており、一般的な出前やフードデリバリーサービスとは考え方が異なります。

高齢者の噛む力や飲みこむ力に配慮した食事や食事制限のある方向けの食事など、様々なニーズに対応したものがあります。管理栄養士などが監修しており、高齢者に必要な栄養がバランス良く摂取できるメニューであることも特徴です。

暖かい弁当を宅配してくれるところもあれば、冷凍や冷蔵の弁当を届けてくれるところもあります。主食を自宅で用意する場合には、総菜のみを届けてくれるサービスもあります。

こんな方は宅配弁当を

  • 高齢者向けの食事を準備するのが負担だと感じている介護家族の方
  • 独居または日中にひとりになってしまうため、定期的に見守りが欲しい方
  • 一人で食事の支度をするのが大変な方
  • 固いものが噛めなくなってきた方
  • 食事が飲みこみにくく、食事中にムセてしまう方
  • 病気などにより食事制限のある方

高齢者向け宅配弁当サービスの探し方

食事宅配サービスは、全国展開している大規模な事業者もあれば、地元のお弁当屋さんが運んでくれるもの、デイサービスによるものなどがあります。 様々な選択肢から自分に適したサービスを選ぶために、サービスを比較し、よく検討してみることをオススメします。まずはケアマネジャーに相談、または資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

>>姉妹サイト:高齢者向け食事宅配サービスを探す(相談無料) 

条件に合わせて高齢者向け宅配弁当の検索・資料請求ができます

高齢者向け宅配弁当の費用軽減制度について

高齢者向け宅配弁当の費用軽減制度はある?

高齢者向け宅配弁当は、1食あたり500~700円ほどです。別途送料がかかる事業者もあります。宅配弁当の費用は、介護保険の対象ではありません。しかし、自治体ごとに、高齢者の食事を補助するサービスがあります。

市町村の配食サービス

各市町村では、生活援助型配食サービス・食の自立支援事業などとして、高齢者の食事をサポートするサービスを提供しています。1食あたり300円などの安価でサービスを利用できる、配送料が無料になる…など、サポート内容は市町村によって異なります。

利用できる対象者や申し込み方法も市町村によって異なるので、詳しくはケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談ください。ひとり暮らしが条件に入っていても、質問者さんのように、日中は一人になってしまう世帯であれば対象となる場合があります。

介護保険で昼食の準備を頼むには

介護保険で昼食の準備を頼むことはできる?

最後に、介護保険を利用して昼食の調理や配膳などの準備を頼む方法についてみてみましょう。

訪問介護で対応可能

介護保険のサービスでは、要介護1以上の方であれば、訪問介護の「生活支援」にて昼食の準備や配膳などを頼むことが可能です。簡単な調理であればお願いすることもできますが、時間内で調理と配膳、片付けを行うので、下処理が必要な調理、煮込み料理などの時間の掛かる調理は難しいでしょう。

ご本人の持っている機能の向上を目指して、ヘルパーと利用者が一緒に昼食の準備をするのであれば、自立生活支援のための見守り的援助になり、「身体介護」としてお願いするようになります。ただし、声掛けや見守りをしながら一緒に準備をするだけでは、身体介護としては認められません。

同居家族がいる場合には使えないことも

元気な家族が同居していたり、近距離に住んでいたりする場合には、原則として訪問介護の「生活支援」は利用できません。ただし、質問者さんのように家族が仕事をしていて日中に一人になってしまうケースであれば、生活支援が利用できる場合があります。判断基準は市町村によって異なるので、詳しくはケアマネジャーにご確認ください。

まとめ

高齢者向けの宅配弁当/食事宅配サービス(宅食・配食サービス)は、ひとり暮らしの高齢者の方や噛む力や飲みこむ力が低下している方、病気などにより制限食が必要な方、介護食の準備が負担に感じているご家族には、心強いサービスです。食事の宅配の際に安否確認などの見守りも行ってくれます。

高齢者向けの宅配弁当を手掛ける事業者が増え、幅広い選択肢からサービスを選べるようになりました。費用については、介護保険は適用されませんが、市町村ごとに高齢者向けの宅配弁当サービスを提供しています。サービス内容や対象者は市町村ごとに異なるので、ケアマネジャーまたは地域包括支援センターにご確認ください。

介護保険を利用して、日中にひとりになってしまう高齢者の昼食の準備を頼むのであれば、要介護1以上の人であれば、訪問介護の生活支援を利用することができます。ただし、家族が同居していたり、近距離に家族がいたりすると、原則として利用できません。詳しくは、ケアマネジャーにご確認ください。

介護をしている家族にとって、高齢者の食事は気を遣うものです。介護保険サービスや宅配弁当、市販品などを利用して、無理をせずに続けていけると良いですね。

※この記事は2021年12月の情報で作成されています。

関連Q&A

i.ansinkaigo.jp

i.ansinkaigo.jp

ケアマネジャー:森裕司(株式会社HOPE)
ケアマネジャー  森 裕司(もり ゆうじ)

【経歴】 1982年生まれ。
医療福祉系学校を卒業後、約11年医療ソーシャルワーカーとして医療機関に勤務。
その後、一生を通じた支援をしたいと思い、介護支援専門員(ケアマネジャー)へ転身。
2017年1月 株式会社HOPE 設立
2017年3月 ほーぷ相談支援センター川越 開設
代表取締役と共に、介護支援専門員(ケアマネジャー)として、埼玉県川越市で高齢者の相談支援を行っている。
他に、医療機関で、退院支援に関するアドバイザーと職員の指導・教育にあたっている。
医療・介護に関する新規事業・コンテンツ開発のミーティングパートナーとしても活動。大学院卒(経営研究科)MBA取得している。

ホームページはこちら

【無料相談】
らいふーど
>>姉妹サイト:高齢者向け食事宅配サービスを探す(相談無料)
条件に合わせて高齢者向け宅配弁当の検索・資料請求ができます