不要な介護用品の買取・回収はどこに依頼すればいい?

介護用品は要介護者のレベルが変わる都度、使えるもの、使えなくなるものが出てきます。不用品となった介護用品はどのようにして処分したらいいのでしょうか。

廃棄となると特に介護ベッドなど大きな介護用品では費用が高くかかるため、できることなら無料もしくはお金をもらって処分したいものです。

買取してもらえるのか?回収してくれる業者があるのか?気になる不用品となった介護用品の片付けについてご紹介します。

 

不用品となった介護用品の回収はできるのか?

不要な介護用品の買取・回収はどこに依頼すればいい?

引用元:pixabay.com

介護用品の回収はいくつか方法があります。しかし、全てに共通するのは無料で回収をしてもらうというのは難しいということで、少なからず手数料がかかります。

回収方法1 粗大ごみ

 自治体にもよりますが、だいたい100Kg以下の介護ベッドは粗大ごみの適応となります。そのため、車椅子やシルバーカー、ポータブルトイレといった介護用品もすべて対象になります。

一般的な粗大ごみと同様に、廃棄の際には費用も掛かります。まずは、自分の居住する自治体に問い合わせ、費用と捨てられる日を確認する必要があります。

回収方法2 不用品回収業者

一般的な不用品を回収する業者の他にも近年では介護用品を専門的に回収してくれる業者もいます。電話をするだけで自宅まで処分する品を取りに来てくれるため介護ベッドなど大きい不用品の場合はお勧めです。

しかし、処分のための費用が掛かることに加えて、自宅まで取りに来てくれるため運搬出張費がかかります。さらに。介護用品の処分には介護用品廃棄処分費というものがかかります。自治体にもよりますが、だいたい1000円からとなります。

多くの業者が無料で回収にはいくら費用が掛かるのかを見積もりしてくれるため、はじめは見積もりのみ依頼するのも良いでしょう。

不用品となった介護用品は買取できるのか?

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不用品となった介護用品を買取してもらう方法には以下の2パターンがあります。

買取方法1 リサイクルショップ

あまり使用していない、状態が良いという者であればリサイクルショップにて買取してもらうことが可能です。しかし、ショップへ直接持参しなければならないため、大きいものは難しいでしょう。中には、自宅へ買い取りに来てくれるサービスを行っていると子もありますが、手数料や運搬量がかかることを覚悟しておきましょう。インターネット等でも買取価格の見積もりが可能です。

買取方法2 フリーマーケット

現在、フリマアプリなどが世に出回るようになりフリーマーケットがより身近となっている時代です。自治体のフリーマーケットやアプリを利用して個人で直接お客さんとやり取りして買い取ってもらうのも1つの方法です。

ただし、自分で運ばなければならないあるいは郵送しなければならないため、介護ベッドのような重量のある物は難しいかもしれません。

また、注意しておきたいのが、個人同士のお取引となるため、トラブルが起こる可能性もあります。

また、入浴や排せつに使用する用具は一般福祉用具専門相談員協会でも、レンタルなど使いまわしにに向かない商品と位置付けているため、これに該当する商品は買い手が少ないという理由で買い取ってもらえない可能性もあります。

その他 寄付

ご紹介してきた方法以外に、福祉用具の状態が良ければ医療機関や介護施設などへの寄付もひとつの方法です。お世話になっている医療機関や介護施設の担当者、ケアマネージャーに相談してみてはいかがでしょうか?

>>介護用品と福祉用具の違い
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>>特定福祉用具販売 とは 特徴と使い方

監修者:山岸駿介
監修者:山岸駿介

理学療法士。臨床経験は7年。
急性期から慢性期、スポーツ分野など幅広い分野を経験。医療・介護・スポーツなど幅広い分野のリハビリに携わり、老若男女に正しい運動で、健康的な生活を送るサポートしている。
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