ポータブルトイレの臭い対策5つ

ポータブルトイレはニオイが気になる?

寝たきり予防のためにもトイレで用を足してほしいけど、トイレまで移動するのが困難……。

そんな方に多く利用されているのが 寝室に設置できるポータブルトイレです。

ポータブルトイレ(持ち運びトイレ)とは 選び方と利用方法 - 介護の専門家に無料で相談「安心介護」介護の基礎知識

 

移動距離が短くて済むだけではなく、 座面やアームの高さも調整できるので、 介護者の手が届きにくい夜間でも、 高齢者の方が使いやすいトイレです。

 しかし、ケアマネジャーなどにポータブルトイレを勧められたときに、どうしても気になってしまうのが見た目も有りますが、他にあるとしたら“臭い”ではないでしょうか。

部屋に排泄物のにおいが残ってしまい、中にはポータブルトイレを設置するようになってから、孫が遊びに来なくなったというケースもあるそうです。

見た目としての解決策はポータブルトイレに見えない、家具調ポータブルトイレの導入で解決できそうです。

しかし、ポータブルトイレの臭い対策には、どんなものがあるのでしょうか?

 

 

対策1. 臭い対策を考えてポータブルトイレを選ぶ

ニオイ対策を考えてトイレを選ぶ

ポータブルトイレの中には臭い対策機能がついたものがあります。

これから新しいポータブルトイレを導入される場合には、臭い対策機能のついたものを選ぶことで、臭いに関する悩みをぐっと減らせます。

臭い対策できるトイレ1. 自動ラップ式トイレ

自動ラップ式トイレとは、排泄後にリモコンのスイッチを押すと、ビニール袋で排泄物を密封してくれるポータブルトイレのことです。

臭いの問題が軽減されるだけでなく、衛生的ですし、処理の負担も軽いです。自分の排泄物をほかの人に見られなくてすむという点でも、このトイレにしてよかったと感じる人は多いようです。

1度の使用で50円前後かかりますが、普通のポータブルトイレと違って、バケツ洗浄のための水や消臭剤を使用しません。

そうした面を考慮に入れると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。 ビニール袋で密封された排泄物は、オムツと同じ方法で捨てることができます。(※ 自治体によっては処理方法が違う場合があります。)

臭い対策できるトイレ2. バイオトイレ

バイオチップを使い排泄物を微生物の力で分解するので、後始末をしなくても臭いが残らないトイレです。オプションで排気ホースを設置すれば、排泄中の臭いも解決できます。

排泄物の後処理がいらず、必要なのはバイオチップの補充や排気フィルターの清掃のみと、普通のポータブルトイレと比べて手間がかからないようです。

ただ、メリットばかりではないため注意が必要です。安心介護内では、バイオトイレについてこんな声があがっていました。

  • メンテナンスが多少は必要
  • 攪拌時にやや音がする
  • 介護保険から10万円まで補助されるがそれでも高い(※1割の自己負担が有ります、所得により2割や3割の自己負担の方もいます、詳細はお住いの自治体にお問い合わせ下さい)
  • 機械なので絶対に壊れないとはいいがたい (使用から1年半で修理した例もあり

機械であることや、価格を考慮に入れた上で、導入を検討してみてください。

対策2. マメにポータブルトイレを掃除し、乾燥させておく

マメに掃除をして乾燥させておく

臭い対策機能がついていないポータブルトイレの場合、効果の高い臭い対策として福祉用具専門相談員さんに聞くと、マメな掃除ですよとの事でした。

排泄物はすぐに処理

排泄をしたら大変でもできるだけすぐに処理することが大切です。バケツを毎回水洗いして、本体もトイレシートなどでこまめに掃除することで、臭いを軽減できます。

しっかり乾燥させる

バケツを水洗いした後はしっかり乾燥させましょう。 備え付けのトイレではなく、ポータブルトイレを使用されるのは、特に夜間が多いかもしれません。 夜は介護者の手が届きにくいですし、体温が下がりやすいために暖かい部屋で用を足すことが推奨される事や転倒防止の面も考えられるからです。 ポータブルトイレは基本的に夜しか使わないという場合には、朝に水洗いして日中外に干すとよいでしょう。

対策3. トイレ用の消臭剤を利用する

トイレ用消臭剤を使用する

マメな掃除と並行して消臭剤を使うことをおすすめします。消臭剤にはいろいろなタイプのものがあります。 例えば……

  • 介護用のもの
  • においを消しながら、汚れが付きにくくしてくれるもの
  • スプレータイプのもの
  • 色がつかないので排泄物の状態を確認できるもの
  • 青色がついて排泄物を隠してくれるもの
  • においのするものとしないもの

臭いの成分を香りに取り込んで根本から臭いを取り去るタイプの消臭剤が販売されており、排泄物の臭いに悩む人の間で評判が良いようです。

消臭剤は選択肢が多いですので、介護を受ける方と介護をされる方が、どちらも「使いやすい」と思えるものを選ぶといいでしょう。

対策4. トイレ用の凝固剤

トイレ用の凝固剤を使用する

トイレ用の凝固剤は、主に災害時の備えとして知られていますが、介護の臭い対策にも活用されています。

排泄物をすぐに固めてくれるため、部屋に排泄物の臭いが充満するのを防ぐことができます。

ポータブルトイレのバケツにつける汚物袋がセットになったものを使えば、用を足した後に汚物の袋ごと処分できるので後処理が簡単です。

対策5. ヘルパーさんにポータブルトイレの掃除を頼む

ヘルパーさんにトイレ掃除を依頼する

臭いが気になるとしても、必ずしも掃除が不完全だからといった理由ではないようです。

ポータブルトイレを利用していると、多かれ少なかれ臭いは発生してしまいます。持病などが原因で、排泄物の臭いがどうしてもきつくなってしまうこともあります。

事前にケアマネージャーさんに相談してから、ヘルパーさんにポータブルトイレや寝具の掃除をお願いすることも可能です。ご自分だけで悩まずに、担当のケアマネジャーさんがいれば手を借りながら対策をしていきましょう。または介護保険のサービスを利用した事がない方は、地域包括支援センターや自治体の介護保険課などの窓口に一度相談してみては如何でしょう。勿論お電話だけでも適切なお話を頂けます。

排泄を補助する福祉用具・介護用品

排泄を補助する福祉用具・介護用品

いざ用を足そうとしたときに、ポータブルトイレに間に合わず、部屋が汚れてしまうことで、強い臭いにつながる場合も。

寝床から立ち上がらずに排泄できる福祉用具・介護用品がありますので、そうしたものを知っておくと安心です。

ここでは、大人用おむつと自動排泄処理装置をご紹介します。

大人用おむつ

ポータブルトイレで排泄するのも困難な場合には、大人用おむつの利用が考えられます。

大人用おむつとひと口に言っても、さまざまな種類が展開されており、排泄量や回数などの状況にあわせて選べます。

昼間はポータブルトイレ、夜だけおむつなど、二つを使い分けるのもよいでしょう。

又、お住いの自治体によっては介護保険外サービスとして、オムツの支援や補助金が有るかも知れません、一度自治体などにお問い合わせ下さい。

自動排泄処理装置

自動排泄処理装置とは、排泄したことをセンサーで察知して自動的に排泄物を吸引・処理してくれる装置です。種類の中には陰部を温水洗浄し温風乾燥を行なう装置もあるようです、そして介護保険の給付対象は要介護4・5の人のみが対象となります、詳細はお住いの自治体や地域包括支援センターにお尋ね下さい。

介護者がその場にいなくても排泄が可能なため、介護者への気遣いのストレスがなくなる、その結果、本人は気兼ねなく十分な水分補給ができるようです。


 

排泄介助を家族などが長い期間行なっていると、家族にも疲れが出てきます、ご本人とご家族のお互いの笑顔の為には頑張り過ぎずに、心身ともに少し休息できるケアプランをケアマネジャーに作成してもらいサービスを利用しましょう。

 

※この記事は2020年3月時点の情報で作成しています。

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監修者:福田 菊乃
監修者:福田 菊乃

ケアマネージャー(介護支援専門員)社会福祉協議会の職員として13年勤務。現在は要介護認定調査員を行っている