要介護者等の2割が介護サービスを利用せず-家族だけでやっていける?

家族だけでやっていける?要介護者等の2割が介護サービスを利用せず

厚生労働省の「平成25年国民生活基礎調査の概況」によると、 2014年6月6日の時点で全国の世帯総数は5011万2000世帯あり、 そのうちの44.7%に当たる2242万世帯に65歳以上の高齢者がいるそうです。

65歳の高齢者のみの世帯は1161万4000世帯あり、全体の23.2%に当たります。

高齢者のいる世帯が多い現状ですが、 介護サービスを利用している状況はどうなっているのでしょうか?

介護者の6割が同居家族

要支援者や要介護者の方の6割が同居家族の手で介護を受けているそうです。 別居家族による介護は9.6%、事業者が14.8%となりました。

配偶者による介護が26.2%、子が21.8%、この配偶者が11.2%です。 また、介護をしている同居家族の約7割が女性という結果でした。

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約8割が介護サービスを利用

続いて、介護サービスの利用状況を見てみると、 要支援者や要介護者のうち 2014年5月中に1回でも介護サービスを利用した人は78.9%でした。

単独世帯は84.2%と高い利用率でした。

「通所系サービス」(33.2%)は、他の世帯と比べて低い利用率ですが、 「訪問系のサービス」(70.5%)の利用が多いようです。

また、「居住系サービス」(9.9%)、「配食サービス」(11.6%)の利用も 他の世帯と比べて高い結果となりました。

介護サービスの利用率が最も低いのは 「核家族世帯(含む夫婦のみの世帯)」で、74.6%です。

介護サービスを利用しなかった方の内訳をみると、 要支援者が33.1%で要介護者が14.5%となっています。

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介護サービスを利用しなかった理由については、 「介護家族だけでなんとかやっていける」(要支援者44.5%、要介護者47.1%)、 「介護が必要な者(本人)でなんとかやっていける」(要支援者39.5%、要介護者19.4%) という回答が多くあげられました。

本当に家族や本人だけでやっていけるのか

同居で介護をしている方に日常生活での悩みやストレスについて聞くと、 7割の方が「ある」と回答しました。

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最も多かった答えは、 「家族の病気や介護」(男性72.6%、女性78.3%)で、 続く「自分の病気や介護」(男性26.7%、男性28.8%)を大きく差をつけています。

時間のやりくりなどが上手くいっていたとしても、 体や心に負担がかかっている状態で無理を続けては、 「介護疲れ」や「共倒れ」の危険もあります。

専門家の意見

以前安心介護内にもこんな質問が投稿されたことがありました。

高齢の母親のことで悩んでいます。 母親は、リウマチ、脊柱管狭窄症、ひざ関節、 そして、高血圧、めまい病という病気を持っています。 そんな状態なので、トイレ、お風呂以外は、あまり動こうとせず、 私が家のことをほとんどしています。 在宅で仕事をしながら、家のことをしていると一人背負っていることに 疲れを感じてきました。 こんな体調なので母親は、動くのが苦痛らしく、私も精神的に疲れてくると 少しは自分でして…といってしまうと、私のことを冷たい、 痛くない人には気持ちがわからないといわれてしまいます。 私には、姉がいますが、東京都内に嫁いでいるのですが、 子供の学校行事など、忙しい生活をしていますが 母への介護協力はしてくれません。 この先も協力する気はないようです。 そんな状態なので、思うように出かけることもできず、ストレスがたまる一方です。 母は、自分が、私がいないと動けないので困るらしく、私の外出を嫌がります。 このままだと私のほうが病気になりそうで、憂な気分になります。 せめて、気分転換をする時間がほしい・・・ 私と同じような状況の方は、そのような生活を送っているのでしょうか 日に日に動けない状態になっていく姿を見ていると、 私の自分の生活も自由が利かなくなっていくことにつらい気持ちになっています。 何かよい方法がありましたら教えていただけないでしょうか よろしくお願いいたします。 引用元 介護のQ&A 「これからの介護について

これに対する専門家の方の意見をまとめます。

・介護認定を受ける 参考>>介護サービス利用までの流れ

・介護サービスを利用する際に、 協力が得られない兄弟姉妹から介護費用の負担をしてもらう

・そのうえでデイサービスと月1回のショートステイを利用する

また、こんなアドバイスも送られていました。

お母様がディなんていかないと思っても、 世の中いろんなディサービスがありますのでどうか、諦めないでくださいね。 (保有資格:管理栄養士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、 その他の専門家風邪の栄養士ライダーさんの回答) 引用元 介護のQ&A 「これからの介護について

 

在宅介護を長くやっている方ほど、介護者自身がしっかりと休んだり、息抜きをしています。 介護は、ゴールの見えないマラソンのようなものですから。 (保有資格:介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護福祉士、 社会福祉主事任用資格、福祉用具専門相談員、 福祉住環境コーディネーターの専門家シュウさんの回答) 引用元 介護のQ&A 「これからの介護について

 

あなたの人生も大切にしましょう。 最終的にはそれがお母様のためにもなるのですから。 (保有資格:介護支援専門員(ケアマネジャー)、 介護福祉士の専門家よっしーさんの回答) 引用元 介護のQ&A 「これからの介護について