成田 亜希子

2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。その後、国立保健医療科学院や結核研究所での研修を修了し、保健所勤務の経験もあり。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。
高齢者は体内の水分が少ない上に、のどの渇きを感じにくいので水分をあまりとらず、食べる量が減って食事で水分をとることも少ないなどから、脱水症状になりやすい傾向があります。特に暑い夏は、高齢者の場合は暑さがわからず、脱水となることが多くなりま…
誤嚥性肺炎とは、気管内に食べ物や唾液、逆流した胃液などとともに口の中の細菌が流入することによって、肺に炎症を引き起こす病気のことです。誤嚥性肺炎は、物を飲み込む力や反射、気管に異物が入り込んだ際に咳が出る反射などの嚥下機能が衰える「嚥下障…
嚥下障害とは、ものを噛んだり飲み込んだりする機能が低下する症状のことです。 正常に飲食が行えないため、栄養不足や脱水に陥る可能性があるばかりでなく、飲食物や唾液などが気管内に入り込んで肺に炎症を引き起こす「誤嚥性肺炎」の原因にもなります。誤…
「嚥下障害」とは飲食物や唾液を飲み込む嚥下機能が低下する症状のことです。嚥下障害の原因は脳卒中、パーキンソン病、認知症など多岐にわたりますが、高齢になるほど発症率は上昇します。このため、超高齢化社会に突入した日本において嚥下障害を持つ人は…