下 正宗

東葛病院臨床検査科科長。1984年広島大学医学部卒。 認定病理医、臨床検査専門医、プライマリケア指導医。『最新 目で見る介護のしかた全ガイド』『家庭でできるリハビリとマッサージ』『介護用語ハンドブック』(成美堂出版)、『絵を見てわかる認知症の予防と介護』(法研)、『体位変換・移動・リハビリの介助』(桐書房)、『身近な人の上手な在宅介護のしかたがわかる本』(自由国民社)など、著作・監修多数。
糖尿病は、日本人の10人に1人がかかっている国民病ともいわれる病気です。ふつうは検出されない糖が尿中に出てくることが名前の由来ですが、その原因は血液の中の糖(血糖)が高くなることです。食生活の変化がその背景にあるといわれています。糖尿病の三…
介護保険制度の被保険者は、65歳以上の「第1号被保険者」と、40~64歳の「第2号被保険者」に分かれており、第2号被保険者は「特定疾病」と診断された場合、介護保険サービスを受けることができます。その特定疾患の1つが閉塞性動脈硬化症(ASO)です。閉…
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙者の15~20%が発症すると言われている肺の病気です。肺の機能が障害されて肺機能が少しずつ悪化していき、酸素の取り込み能力が落ちたり、二酸化炭素が体内に貯留しやすくなったりして、呼吸困難の症状が出ます。こちらの記…
介護保険制度を利用して介護サービスを利用するためには、要介護認定を受け、「要支援」か「要介護」と判定される必要があります。しかし、要介護認定調査の結果、思ったとおりの判定が出ないといった声も聞かれます。どうしたら正しく判定されるのでしょう…
介護費用はときに家計に大きな負担になることがあります。そんなときにぜひ検討してほしいのが「負担限度額認定制度」です。所得などの条件はありますが、それを満たせば介護費用の負担を減らすことができる可能性があります。制度を勉強して、条件に合う方…
介護保険制度は2000年4月1日に施行され、すでに長い年月が経っていますが、ご自身、あるいは親が介護保険制度を利用したいと思ったとき、その内容をある程度理解しておかないと正しく利用することができません。そこでここでは、改めて「介護保険制度とは何…
健康保険には、組合健保や協会けんぽなどの「被保険者保険」、自営業者などが入る「国民健康保険」がありますが、そのほかに75歳以上の人が入る「後期高齢者医療制度」と呼ばれるものがあります。 75歳以上になると、身体の具合も悪くなることが多く、ときに…
加齢とともに多くなる疾患に「変性症膝関節症」があります。膝の変形と痛みがあるのが特徴で、厚生労働省によると、膝痛を自覚している人は約1,000万人、潜在的な患者数は3,000万人ともいわれています。 多くの人がかかる可能性がある変性症膝関節症を学んで…